高等学校を卒業して、農業の経営活動に専念しながら、さらに高度な農業教育を受けたいと希望する青年を対象として、県や農業関係諸団体と密接な連携のもとに高度な生産技術と経営能力及び社会人として幅広い教養を身につけることをねらいとして本校農業特別専攻科が設置された。

 コースは2つに分かれており、担い手育成コース庭園コースがある。登校はともに年間登校日数を約50日設けており、週1日の定められた曜日に登校をする。

 担い手育成コースは、農業の担い手に対し、経営上の適切な指導助言を行い、より高度な農業技術並びに幅広い教養と視野にもとづく判断力、経営能力を身につけた農業人の育成を図る。

 庭園コースは、住宅庭園(樹木・花木・草花など)の基礎的な管理などのガーデニングに関する知識・技術の習得を目指す者に対して、適切な指導助言を行い、県民生涯学習カレッジ的機能を担う。

 

沿革・概要

1 学科・定員  担い手育成コース 約10名  庭園コース 約10名

2 修 業 年 限  2か年

3 沿   革  昭和47年4月 1日 農業特別専攻科を富山市太郎丸285番地に設置

         昭和49年3月 5日 第1回卒業式を挙行

         昭和56年4月 1日 教場を大山町東福沢2(現:富山市東福沢2)に移転

                      昭和58年8月 1日 第14回全国農業特別専攻科研究協議会を本県で開催

                      平成 3年7月29日 第22回全国農業特別専攻科研究協議会を本県で開催

         平成15年4月 1日 農業特別専攻科に担い手育成コース・庭園コースを設置

         平成17年3月 1日 第32回卒業式を挙行(新設コースの第一期生徒卒業)

                       平成17年7月28日  第31回全国農業特別専攻科研究協議会を本県で開催

                       令和 2年3月 1日 第47回卒業式を挙行

教育の特色

学習方法は、登校学習、現場学習、在宅学習に分けて行い、特に在宅学習に重点をおいて実施している。

担い手育成コース   

(1)登校学習(年間登校日数:約50日)       必修科目、選択科目の学習をする。

(2)現場学習

① 系列学習(グループ学習)・・・系列別に試験研究機関、農林振興センター、先進農家、または生徒の経営実習現場に集合し、学習する。

② 地域学習・・・生徒の出身地域の農林振興センターなどに集合し、地域の実情に沿った学習をする。

③ 委託研修・・・生徒の希望に基づいて、県内の先進農家または関係機関などにおいて研修をする。

  (3)在宅学習  生徒の実態や将来の展望に即した課題を設定し、その課題解決に向けた学習をする。

  庭園コース

  (1)登校学習(年間登校日数:約50日)  学校に登校し、住宅庭園の知識および管理技術についての学習をする。

  (2)現場学習  県内外の優れた庭園・緑地などを見学する。

  (3)在宅学習  生徒の実態に即したプロジェクト課題を設定し、その課題解決に向けた学習をする。

教育課程

担い手育成コース

 必修科目として登校学習の16単位(1単位25時間、造園系列のみ20単位)と在宅学習の40単位(1単位30時間)を課し、生徒の自家経営内容に合わせて選択科目4単位(1単位25時間、造園系列はなし)の合計60単位、特別活動2単位(1単位25時間)の合計62単位を2年間で履修させる。  ↓ 教育課程表

              

   稲作経営(玄米外観品質調査)      野菜経営(ネギの生育調査)

 

  家畜衛生管理(子牛の管理・哺乳実習)   造園技術(刈り込み・剪定実習)

庭園コース

 履修科目として庭園に関する科目の20単位(1単位25時間)と在宅学習40単位(1単位30時間)、特別活動2単位(1単位25時間)の合計62単位を2年間で履修する。なお、農業機械及び現場学習は集中講義とする。↙教育課程表

  

    造園材料Ⅰ(挿し木実習)        庭づくりⅡ(庭園制作)

 

  樹木管理Ⅰ(サクラの記念植樹)          造園材料Ⅱ(門松づくり)

年間行事

生徒状況、所在地